一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者買い物】2012年 山スカートが欲しかった

どうしようもなくヨタヨタと歩いても

激しくゼエゼエして息が上がっても

山を下りた時に感じるスッキリ感は時間が経つほど気持ち良さが際立ってくる。

ただ、私はまだまだ山を歩く基礎の基礎が分かっていない事は確かだった。

骨折という動けない時間、手元にあったモンベルのカタログを見て過ごした。

この頃は山だけど山っぽくないような登山ウェアに惹かれていた。

「山スカート はきたい!」

次に「山スカートの下にはくタイツが欲しい!」

骨折してもなお、山を舐めている感は止まらない?と思われる。

実物が見たくて、京橋のモンベルショップに行ってみた。松葉杖をつきながら。

そして、水色の巻きスカート風キュロットと青に濃いグレーの縞々模様の厚手トレールタイツが欲しくなり、思い切って買ってみた。

私は日常でもスカート派でロングパンツはジーンズすら持っていないので、山パンツにはどうしても食指が伸びていかなかった、その頃は。

松葉杖と石膏の足を見つめる店員さん。「ギブスが取れたらまた山に行きます」と、聞かれてもいない事を自ら喋ったりした。

全然山には行けない状態ではあるが、山スカート、山タイツ、山靴下、登山靴が揃ってきた。

なんだか オールモンベルな人になってしまいそう。それもなんだかなぁ。

たった1人で登山を始めるとモンベルというお店は実に入りやすい。他の登山ショップはハイグレードに見えて、何を基準に探すべきかも分からずオロオロしてしまいそうで、やたら高額商品が多そうで、敷居が高く見えて行けなかった。(実際はそんな事はないのだが)

その当時の自分はそんなにも登山にお金をかけようなんて思ってもみなかった。

エストから下は登山用になったが上はまだまだよれよれのアースアンドミュージックエコロジーのグレーのパーカーの予定であった。

娘はまだ大学2年。学費も1人暮らし費用もかかる。

世間では「最も貧困で不幸」とカテゴライズされるシングルマザーな私。

私は貧しいのか?

私はやっぱり不幸なのか?

 

そんな事より早く山に行きたい。

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