一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初級者登山】2015/04 そして雲取山へ 初めての山小屋泊 計画編

かねてより温めていた一泊登山をいよいよ実行する時がきた。行き先は東京 雲取山で宿泊は雲取山荘である。時期はゴールデンウィークの4月中の休日と平日となっている2日間である。

泊りがけで行く登山は私にとって快適なのか、それとも二度とご免だになるのかは、まだわからない。

 

1.計画

1)雲取山荘 予約

まずは雲取山荘に泊まるにはどうしたら良いかを調べてみた。ネットは便利だ。雲取山荘のウェブサイトが見つかった。予約するには、件名と予約事項を記載してメールで予約可能との事。便利である。翌日くらいに予約受けましたのメールの返信がきた。メールの最後に「お気をつけて登山をお楽しみ下さい」というような一文に頑張って雲取山荘泊まるぞ!という気分が盛り上がってきた。

 

2)交通機関

私は公共交通機関登山派である。新宿から朝一番に奥多摩駅に到着する電車を調べるとホリデー快速奥多摩1号である。奥多摩駅着8:30くらい。8:35には雲取山登山口である鴨沢を通るバスが出る。すると鴨沢バス停から登山スタート出来る時間は9:30くらいになるであろうと考えた。

 

3)コース検討

雲取山に行くコースはいくつかあるが、王道のコースらしい鴨沢スタートにすると決めた。

 

使用した地図はこれ。地図が細かくてわかりやすい。ちょっとした巻道もわかるように書いてある。やはり便利である。

 

地図上でコースを追ってみればみるほど「長いっ!」というコースである。そして私は標準的コースタイムより時間がかかっている現実を考慮すると、目標とする3時台に雲取山荘に到着出来るかどうかが肝になってきた。

そしてこのコースにはリタイアして下山するコースが無いという、奥地奥地へと進んで行く事になる。そんな時はどこどこにこの時間までに到着出来なかったら引き返す、という判断ポイントを入れた方が良いだろうと自分なりに考えた。

ポイント1:巻道ポイント

   行きの七ツ石山は頂上を通らずに巻く作戦

 体力温存

ポイント2:引き返すポイント

    ブナ坂に13:30までに到着できなかったら戻る。

ポイント3:巻道ポイント

    ブナ坂を過ぎたら雲取山荘を目指す。

    巻道がある場合は全て巻道を通る。

    この地図にはちょっとした巻道も全て載っているのが助かる。

ただし、巻道ではない分岐の道もあるので注意が必要と肝に命ずる。

ポイント4:頂上前の巻道ポイント

  雲取山頂上経由で山荘に行くのが体力的に辛い場合、小雲取山あたりから山荘に直に行く巻道を通る。

体力に自信のない私が雲取山に一泊で行く為の作戦をあの手この手を考えてこのようになった。

よく体力に見合った山に行けという。そうでない山の場合は「遭難」するかもしれないのである。自分の思う遭難とは、怪我とか滑落とかだけじゃなく、道がわからなとか、日が沈む前に宿泊地に到着できないとかそういう事である。やはり千葉の鋸山での切ない怪我をした怖さというのはずっと心に残っている。

 

帰りの検討に着手!

下りは「得意!」と過信しないようにしたい。

地図を見て色々思う。

帰りは是非とも雲取山山頂を経由してから七ツ石山には行きたい。

この時、1日目に巻いた道を巻かずに行って見ようか?などなど考える。巻くか巻かないか悩ましい。なんたって2日続けて山を歩いた事がまだ無いのである。疲れ具合が全く見えない。ここは仕方がない、実際の2日目になってからの調子でどうしようか決めようと思う。

巻道でこんなに悩むなんてね。そこが体力無しの悲しいところである。

七ツ石山だけはちゃんと登ろうと決めた(その日に撤回する可能性ありにしておこう)。

七ツ石山から鴨沢に戻るか。その時地図に別の道が見えてしまった。七ツ石山から奥多摩駅方面に続く石尾根である。

気になって気になって3日間くらい地図を眺めた。途中、大きな山としての鷹ノ巣山がある。でも巻道もある。うーん、どんだけ巻道頼りにしてるんだか。

するとその先には六ツ石山だ!この前行ったばかりの山!やはり知っている道に出るというのは何と心に強い!

2日目の体調によって、鴨沢に下りるか石尾根を行くか、決めよう。あーでも登山届にはどう書こう、などとつらつら考える。考えるだけでも、楽し過ぎてワクワクしてきた。

2日目は工程が長い。鴨沢に降りる場合はそうでもないかもしれない。もしも石尾根方面へ行く事もありと考える。というか石尾根に行く事を計画にして体調不良の時は鴨沢へ、としたらいいのではと考えが収束してきた。だとすると2日目のお昼御飯として雲取山荘でお弁当を追加で頼もうと思いついた。

 

4)装備 買い足し

装備で不足しているものは分かっていた。

まずはレインパンツである。これはモンベルへ行った際に、1番安いレインパンツを購入。5000円くらいだったと思う。

まぁこれでいいか、レインジャケットは一応ゴアテックスだし。安いやつだけどね。

ここはやはり支出を控えてしまう。娘がまだ大学生だし、1人暮らしをしているし、娘のアパートなどの生活費やら学費やら結構なお値段をシングルマザーの私が面倒見なければならないのだ。自分の趣味に費用をかけようなんて思ってはいなかったのは確かである。

装備品追加2つ目は、ヘッドライト。これもよく行く登山ショップでワゴンセールになっていたブラックダイアモンドのである。軽くてちょうどいい。操作はしやすいが、ふとした事でスイッチオンになってしまうようなので、電池消耗に気をつけなければならないと思った。ライトの横を1回叩く、とか2回連続で叩くとかの操作をすると点滅になったり、赤いライトになったりするが、これが意外と私には難しい操作だったため、普通のライトのモードにして触らないようにスイッチオン/オフに留める事にした。

同じくワゴンセールになっていたノースフェイスの青い手袋も購入。スマホの操作が出来る用になっている。モンベル以外の山ブランドのものが少しずつ増えるのも密かな楽しみになっていた。

この頃自分はガラケーからスマホにバージョンアップしていた。

最後は買い足しではないが、自宅にあったエマージェンシーシートも装備に追加した。

 

5)何着て行くか

ゴールデンウィークの中日。雲取山荘のお知らせでも凍結箇所なしとの事なので、いつもどおりのウェアで行く事にした。

長袖シャツ(モンベルのジップネックシャツ)

ベスト(モンベルのODベスト)

サポートタイツ(ワコール スタビライクスモデル)

ショートパンツ(モンベル)

靴下

薄手フリース(モンベル シャミーズ)

ジャケット(マーモット リッジジャケット)

このうち歩いている間は薄手フリースとジャケットは着ないだろうな。ザックの中へ。

そして帽子。

 

さて、山小屋泊である。着替えはどうするか?を考える段階になった。

靴下と下着は替えを一つ。靴下は山小屋で履き替えて次の日にそのまま履いてくる事にした。

ウェアはもう着の身着のままにしよう。

だが、山小屋内ではどうするかを考える。荷物は少なくしたい。上はそのままでいい。問題はサポートタイツは脱ぎたい事と山は寒いので暖かくしたい事である。

サポートタイツはサポートされていない中厚手のモンベル トレールタイツに着替える事にした。

暖かいパンツにも履き替えたいが、私はロングパンツが好きではない為、買う気にならないでいた。既に手持ちだったカリマーのフリースのショートパンツを中厚手トレールタイツの上にはく事にした。ポーラテックで厚手で暖かい。ただしザック内ではかさばるが、オスプレー カイト36のザックなら大丈夫である。

スネが寒い事も考えられる為、手持ちのレッグウォーマーも持っていく事にした。

山小屋はお風呂は無いとの事。私は物心ついた頃よりお風呂に入らなかった事は無い。どんなに具合が悪くてもお風呂に入る。(正直言うと出産後の入院中はお風呂に入らない日があったが)

頭髪を洗わないでいる事が出来ないタチであった。頭髪だけは1年365日毎日洗いたい!そんなわがまま?な私に果たして山小屋泊は出来るのか超心配である!

 

飲み物500ml 3本 + 保温ボトル 350ml

普通のタオルを1枚持って行こう。山小屋では寝る時に枕カバーのようにまいて使いたい。自分のせいで枕を汚したら申し訳ないという思いからである。

 

いろいろ書いたが、まだ計画である。

実際の山行もこの記事に入れようと思ったが、ここまでであまりにも長くなってしまったので、「続く」にしよう。

 

ここまで悶々と1人で考え続ける。だから趣味って楽しい。