【 初心者登山】2015/02 赤ぼっこ 三室山&通矢尾根に寄り道して
ガスバーナー講習会で一緒だったスタイリッシュ女子からどこか山でも行きましょうという連絡が来た。奥多摩方面でどこかないかと聞かれても、そんなに知っている方ではなかった。あんまりガチな所へ行ったら自分が行けなくなりそうで、冬だし緩く冬枯れを楽しむ山歩きはどうかという事で、以前から行きたいと思っていた赤ぼっこに行ってみる事にした。
今回は赤ぼっこに行く前の下見をしに来たのである。従って、ちょっと遠回りをして赤ぼっこを目指す事にした。
コース
JR日向和田駅ー梅林ー三室山ー通矢尾根ー車道渡りー要害山ー赤ぼっこー二ツ塚ー天祖神社ーバスーJR河辺駅
1)JR日向和田駅ー梅林ー三室山
日向和田駅下車。ここもホリデー快速おくたま号は停車しないので、青梅駅で各駅停車に乗り換える。
日向和田駅では梅林が有名という事で楽しみにしていたが、なにやら伝染病にかかったという事で全て伐採されたとの事。残念だが仕方ない。
梅林の方へ進み、そのまま真っ直ぐ行くと三室山へ至る登山道に入る。真冬である。ところどころ凍結箇所があったがほんの一部の為アイゼン不要。
やはり誰も登山者がいないコースである。
登りにさしかかり、緩くジグザグに登っていく。
聞こえるのは木を叩く、コンコンコンという音。
これはもしやキツツキ?
関東地方、そしてここは東京。キツツキがいるんだろうか?という疑問はあったが、キツツキの音を聞きながら歩く。
そして音が近い。
木の上の方を見回す。
白地に黒い模様のある鳥が垂直に立つ木の幹にとまっている。そして木をつついた!!!
ホンモノのキツツキを見たのは初めてだった。
図鑑でしか見たことなかった。思っていたより小柄な鳥だった。こんな小さな身体で木に穴を開けるんだなぁ。
<キツツキのイメージはこれ↓>
奥多摩はやはり自然がいっぱいである。
鳥の声や音は癒されるなぁ。
やがて三室山の山頂へ至る標識が出た。
すぐに山頂に着く。木に囲まれた山頂には「三室山」という看板と木に間に見晴らしの良い所がある場所だった。静かな場所である。
そしてそこには先着の年配男性が2人おり、それぞれ倒れている木に座っている。
私も木に座った。沈黙の静かな時間が流れた。
1人の男性が立ち去った。
残った年配男性と私は沈黙のまま座っていた。私はグミなどを食べた。
やがて年配男性は、「では、私は日の出山方面に行きますので」とゆったりと立ち上がる。私はこういう時は何と言ったら良いか分からずに一言挨拶。
「お大事に」
いやいや違うだろ、と心の中でツッコミを入れた。年配男性は「どうも」と丁寧に挨拶をして行った。
2)通矢尾根〜赤ぼっこ
さて、私も赤ぼっこ方面に向かおう。
三室山を来た方向に降りる。標識のある所が通矢尾根の入口であるが通矢尾根とも書いてないし、矢印も出ていない。
だが、進んでみる。三室山から武蔵五日市駅方面に進む細い尾根道は下り道になる。急坂とか、道の真ん中がタヌキのトイレ?になっている場所が何ヶ所もあったりと、油断ならない道である。歩くと右手下の方に車が通れそうな林道が見えるので、「通矢尾根だな」と確認できる。
だがどれくらい進んでいるのかがわからなくなってしまう。途中から赤ぼっこ方面に行くために進行方向の左手側に進まなくてはならない。
そう思って歩いていると、一旦通矢尾根が終わって、林道に出た。左に行く道がある。だが、なんとなくおかしい。行ったり来たり逡巡した後に思い切って行って見た。ずんずん降りて行くと車道に出た。
車道に出て気付く。
あーさっきの曲がるかどうか悩んだ場所に手袋置いてきてしまった!買ったばかりなのに!
残念だが戻る気にならない下り坂だったため、諦めることにした。
車道には出られたが、想定の場所よりとても手前であった。祠のある場所に降りてくるはずだったのに。
よくよく考えると左に行こうかどうかと逡巡した場所には実は右に行く道があり、その道が正しかったのだ!左に行きたいと思い込んだばっかりに標識があったにもかかわらず見逃したのである!地図は難しい。
祠のある場所まで車道を歩き祠の向かいの登山道に入る。
これは登山道か?ただの斜面なのか?だんだん道が無くなってゆく。
上を目指して登るのみ。
登山道に出た!赤ぼっこへの登山道の標識があった。ホッとする。
やがて赤ぼっこ。
決して高所ではないけれど、広々と見渡せる場所が爽快である。
冬にのんびり来たい場所の1つになった。
お気に入りの場所が少しずつ増えていく。
お弁当持ってきてよかった。
赤ぼっこからは、青梅方面に向かって歩く。
長塀山ハイキングコースと名前がついているらしい。
距離が長い。。。。
すると天祖神社の階段下にあったバス停にバスが来た!
河辺駅行きになっており慌てて乗り込む。
程なくJR河辺駅着。
疲れきって電車内でうとうとしながら帰る。
今日はいっぱい歩いたなぁ。
結構楽しかったなぁ。
次はどこに行こうかな。
その前にスタイリッシュ女子と赤ぼっこ行かなくちゃなぁ。
今回は道標の無い道の難しさを知る。
運良く思っていた方向に進めたからいいものの、本当に迷っていたらシャレにならない、と改めて思った。もう少し時間感覚と距離感覚を向上させるため、計測からスタートして経験値になるよう努力しよう。