一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者登山】2015/02 三浦アルプス マテバシイの木に逢いたい!

冬に歩きたい場所があった。

三浦半島である。写真で見たマテバシイの並木が見たかったのだ。そんな話を娘にした所、「行きたい!」と言う。待ち合わせは京急田浦駅。

娘は茨城県から直行である。

三浦半島とか低山とか正直あまり風景を期待していなかった。しかし、東京湾が見える高台から三浦半島を横断し相模湾を見渡す終点に至るコースは期待を相当上回る素敵な風景に出逢えた山行になった。

 

コース

京急田浦駅ー三浦アルプス登山口ー乳頭山ー仙元山ー風早橋バス停ー京急逗子駅

 

1)京急田浦駅ー三浦アルプス登山口

登山口そのものがなかなかわかりにくい場所である。駅前の道から住宅地に入る。住宅地に入った所に大きな公園。ここが最終トイレポイントである。その公園から登山口までは整然と並んだ新しい住宅地の中を歩く。小高い山が見え、たぶんそこが三浦アルプスであろうと想像するが、入口が見つからない。グレーのブロック風な壁面に上がる階段が現れる。三浦アルプス登山口と白地に黒い手書き風の看板でそれとわかった。三浦アルプスのコースにある道標はこのような手書き風のものがずっと続いていく。

階段を上りきると登山道が始まる。

良い天気だった。

振り返ると東京湾が眩しい。

 

2)登山口〜乳頭山

細めの登山道を歩く。三浦半島の低山というとこじんまりしているのではないかと思うが意外にも大木に囲まれて歩くコースである。三浦アルプスと一言で言ってもいろいろコースがあるようで分岐も多い。その分岐の道標の地名がこれまたローカルな地名が書いてあり理解が難しいが、乳頭山、仙元山と書いてある方に進む。

乳頭山に近づくとちょっとした鎖場などが出てくる。乳頭山までは結構近く感じた。山頂には木がいっぱい生えているが少し広くなっている所に座る。

ここで何か食べましょう。娘が「お弁当作ってきたよ」という。おおーそんな日が来るとは!

お母さん泣きそう。

 

3)乳頭山〜マテバシイ〜仙元山

乳頭山を後にして下る。ここから先は小刻みで急坂なアップダウンが容赦なく現れる。これはなかなかの健脚コースである。ヒーヒーである。

植生や風景は結構変わるのも楽しみの1つである。気に入ったのは、まるで迷路のような背の高い笹の道。不思議な感じがたまらなかった。

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さらにアップダウンの道をヒーヒー進む。

あ、見たかったマテバシイ

マテバシイって書いてないけど、これはマテバシイだってわかるようなオーラ?あり。

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この木の感じとこの枝振りが心を落ち着かせてくれるような雰囲気に満ちていた。根元でしばし休憩をする。名残り惜しいが行かねばならない。日が暮れる前に下山するために。

ここからも道は容赦なくアップダウンが続く。

チラチラと進行方向に青い海が木々の間に見えて来る。相模湾だ。

そして長い階段の下り。下り切って、階段の登り返し。ううっ、きっつい。。

登り切った所が仙元山山頂だ。そして目の前一面に相模湾が広がる。

ベンチあり。トイレあり。

おやつタイム。海を眺めるのは久し振りな感じだ。

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4)仙元山〜風早橋バス停〜京急逗子駅

仙元山より日が沈む前に下山。

ずんずん降りて、教会の横に出た所で山あるきは無事終了。

ただし教会からのアスファルトの下りは急坂で太ももがややキツイ。降り切った所からは葉山の街中を歩く事になる。ちょっとカワイイお店などがポチポチあり、娘と「葉山いい〜」と目をキラキラさせながら風早橋バス停へ。

路線バスはもっと手前からの登山客もいて結構な混雑であったが、本日の山行はかなり満足だったのでのんびり駅まで混み混みバスで行く。

今日は楽しかった。

 

冬に大木に囲まれたいとか、山をいっぱい歩きたいとか、突然海が広がる風景を見たいとか、そんな気持ちになったら、このコースはおススメである。