一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者登山】2014/03 高尾から南高尾へ

2014年、すっかり春の3月。娘も春休みに突入し、2人で山に行くことにした。

再度の高尾山。

これに追加して、行きたかった南高尾山稜コースを繋げたい、という大計画である。

 

【ウェアなど】

ほぼ一張羅のため変わり映えせず。

 

【コース(予定)】

高尾山口ー稲荷山コースー奥高尾標識ー大垂水峠ー南高尾山稜コースー四辻ー高尾山口駅

 

【稲荷山コース】

2度目の高尾山であるが、初めてのコースをセレクト。

登山らしいコース稲荷山である。尾根の上を歩くなかなか素敵な道である。

そして、またもや、ゼーゼーハーハーとヨタヨタしながら登る自分の惨めさに愕然である。

何十回も立ち止まる事を続けながら進む。

娘も「それ、やばいねー」と言うくらい。

まったく、だれのスピードにもついていけない。

登山じゃない人もたくさん歩いているが、そういう人達にも全部抜かれながら高尾山頂直下に至る。


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【奥高尾】

高尾山頂を巻いてもみじ台方面へ。

この路になると、今までの混雑が嘘のように人がいなくなる。

まき道は斜面をトラバースする道であり、登り下りがなく、息が上がらないのが嬉しい。

この時、なんとなく思っていたのは、息が切れる=疲れている にはならないのでは?と言う事である。息が苦しいだけで、足が疲れているわけではなかった。ただ、息が切れるのが辛かった。

そして、この日も登山中に何かを食べるという事すら思いつかずに歩き続ける。

もみじ台入口の「これより奥高尾」の碑に到着。そのまま、大垂水峠へ下っていく。

 

【南高尾山稜へ】

大垂水峠の陸橋を渡り、南高尾山稜へ。

尾根に上がるまでは、少しばかりの急登を登っていく。

登りきったところで、すでに午後を過ぎていた。少し座って休憩を取り、草戸山目指して歩き始めた。

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歩く人もなく、気持ちの良い道である。

後ろから、年配であるがシュッとした単独男性が歩いて来て、追い抜き様にこう言った。

「どこまで歩くの?」

高尾山口までです」と言うと「結構距離あるよ」と言って、そのまま行ってしまった。

そうだ、熟練ぽい人にこんな言葉をかけられると言うことは「暗くならないうちに山を下りた方がいい」という暗黙のアドバイスで、心配されてしまっているのだ。

私と娘は話合い、一番最初に出てくる下山道を下る事にした。

やはり時間的には遅いのだと思った。人が誰もいない。

分岐の道が見つかった。草がぼうぼうで、道のようで道ではないような気もした。

こういう不安な気分の時は時間が長くかかっているような気がしてならない。

なんとしても日没前には下山を!

やがて車道に出て、車道を進むと高尾山口駅に着いた。

まだ夕方と呼べる時間ではなかったが、あのまま進んで山道を進んでいたら暗くなったかもしれない、と考えるとゾッとした。

あの怪我をした鋸山の暗闇の山歩きがフラッシュバックした。

 

【再計画】

南高尾山稜は思ったより長いコースである。

当時の自分のスピードでは、高尾山から周遊するのはまだ無理だった。

今回の計画は相当甘かった事を反省させられた。

時間と距離とスピードとがぜんぜん噛み合っていなかった。

次回は南高尾山稜だけを歩いてみよう。

というか、歩き終わったら戻って来れるのか?も含めて、再計画を誓いながら帰路に着いた。

電車に乗る前に、天ぷら蕎麦をもちろんいただいて。