【初心者買物】2015/01初めての本格的登山ザック オスプレー カイト 36
山を歩くようになってから使用したザックは次の2種であった。
・LL bean のタウン用
・モンベル ガレナパック 20
何度か山を歩いていると、自分のザックはどうも「違う」という事に気付く。
モンベルはいささか山用ではあったが容量が小さかった。これはある冬の日に厚手のフリースを着て行ったが、途中暑くて脱ぐという機会が訪れた。その時脱いだフリースが「入りきらない!」という問題点に遭遇したのだ。
冬の山歩きは歩いている時は暑いのだ。そして休むと寒いという事に気付いたのだ。
そして、ガレナパックにはストックホルダーが無い。そのため横のメッシュのポケットに差し込むのであるがどうもしっくり収まらない。
私はここで自分の持ち歩くものは何なのかを初心者なりに考えてみた。
1)外付けするもの
ダブルストック・・持ち手を上にして、サイドのポケットに差し込まないで外付けしたい。
2)中にしまうもの
・レインウェア
・飲み物 1.5リットル(ボトル3本〜)
・おにぎり 3個〜
・お菓子 多(スニッカーズ、グミ、ドライマンゴーとか)
・コスメポーチ
・薬入れ(テーピング含む)
・ハンカチ+ティッシュ
・防寒着(フリース、ニット帽、手袋 等最初から入れたり、脱いでからしまうのも含む)
・エマージェンシーシート
2015年時点で思いついたものは以上のものであった。この時点では日帰り想定である。
ただし無意識の中に、冬の凍結した登山道の経験から「軽アイゼンが必要なのではないか」とか、初めて登山ショップで登山靴を買った際「山に泊まる」という事がどこかにあったことは確かである。ヘッドライトもそろそろ買おうと思っていた。
そしてこの頃私は登山雑誌を少し読むようになっていた。
そこで得た知識として「ハイドレーションシステム」が欲しかった。相変わらず心肺機能が低いため、山での息遣いが荒い。するととんでもなく喉が乾くのだ。ゼエゼエする度に、背中のファスナーを開けてドリンクを取り出すのを効率化したかった。
そして希望は登山を趣味とする人に支持の高いメーカーがいいな、とか、出来ればレディースモデルがあるもの、と段々と明確になっていった。
そしていろいろな情報をもとにオスプレー のレディースモデル カイト(OSPREY KYTE 36)が良いのではと思い初めていた。
登山靴スカルパ を買った時もそうであったが、自分なりに合いそうで、尚且つ気に入ったものを見つけ、果たしてそれが自分にリアルでフィットするかどうかを確認して購入しようと思ったわけである。
オスプレー カイトは36リットルサイズである。30リットルでは少ないような気がしたし、さりとて40リットルは大きいのでは?と思っていた所その中間サイズがある事に感動した。そう、こういうサイズが欲しかったのである。
そして登山靴を購入したあの登山ショップに出かけた。あの微笑みの紳士な店員さんがいた。ザック売り場でオスプレー カイトを探した。あった。ただ、その時の私は
・ザックがフィットするとは何か?
・ザックのサイズ合わせとは何か?
・ザックを背負ってから、その大量にあるベルトはどう締めるのか?
などなど全ての事を知っていなかった。ザックを目の前に思案中、微笑みの紳士の店員さんが声をかけてくれた。私は「このザックを試してみたいのですが」と聞くと「それでは、ザックのプロフェッショナルな者を呼びますね」と丁寧に対応してくれた。
店員に声をかけられるのは苦手と思っていたが、登山ショップに限ってはめちゃくちゃ声をかけて欲しいなぁと思うようになった。やはり商品を目の前に自分の欲しいものを説明してもらうのは快感である。
若めの男性店員がやってきた。
まずザックサイズは背面長によってXS/SとS/Mのどちらにするかを選択し、さらに可動できる背面の調節をしてもらう。
そして、重りを入れて背負い、ショルダーベルト、ウェストベルト、チェストベルトの締め方を丁寧に説明してもらう。
重りの入ったザックが驚くほど軽く感じる。
そして背中に吸い付くようで、自分に一体化したような安定感を感じた。
そうか、これこそが登山用ザックなんだという実感がした。
「これを買いますっっ」と告げたのは言うまでも無い。その他ザックの細々とした操作方法や説明を追加でしてもらう。
ああ、このお店と出会えてよかった。と素直に思えた。
最後にここで聞かなければ!と「このザックに合うハイドレーションシステムも下さい」
嬉しいお買い物が終了した。
レジにて微笑みの紳士な店員さんにまたあった。「いいザックを選びましたね」
社交辞令かもしれないが、私は相当嬉しかった。
このように段々と私の登山用品は数も金額も増えていく事になった。
さて、その後オスプレー カイトの使用感はどうかについては別記事にてお知らせしようと思う。