【道具考−山ウェア】初心者時代の山ウェア<秋冬の低山>
初心者時代(登山スタートから丸3年くらい)に着ていた山ウェアも何着か増えていた。
期間 :2012年後半〜2015年3月くらい
前提
関東近郊の低山(1000m以下)
日帰り
雪山はやらない
登山は健康の為からのスタート
初心者時代に山用ウェアとして私が重視したのは、主に「汗臭くならない」が第1であった。その理由は、公共交通機関を利用しての登山の為、帰りの電車・バス内で周りの人に汗臭さで不快にさせない事がひどく重要に感じられた。以前にも書いた記憶があるが、汗をかいた事が無い私は自分は汗をかかない人間だと決めつけていた。が、それは登山によって「私もみんなと同じ汗かく人間さ!」ということを教えてもらった貴重な体験であり、そして汗の後の匂いが非常に恥ずかしくなってきたのである。
その次に、自分自身も快適である事が重要であるが、汗臭くないというのは自分にとっても快適であった。なおかつ身体を締め付けないけれど、ダブダブしないが、身体のラインは出過ぎない感じがこの頃は好きだった。
出来ればそんなに高額でないものがありがたい。というか着ているものまで思考が及んでいなかったというのが正しい。まだまだのめり込む領域まで達していない時であった。
関東近郊 冬季の低山歩きで着ていたウェア。
どれも高額なものは無い。ただ、今までご紹介した低山歩きでは快適であった事は確かである。不満なく山行が出来たのである。
歩いている時
1)長袖ハーフジップシャツ
2)ベスト
歩くと二の腕がとても暑くなるが、胴体は冷やしたくない私にとって、ベストは必需品。ペラペラなナイロン的なものである。フード付きが首元の風避けになった。胸ポケットにスマホを入れられるのがすこぶる便利。写真を撮るのに出し入れしやすい。両脇ポケットとかは意外に使わない。ザックを背負っていると使いにくいからだ。強いて使っていたのは山用サイフと家の鍵という歩いている時には使わないものを入れていた。
モンベルのO.D.ベストを愛用していた。その後コロンビアのもっと薄手のベストも購入したが何故か暑過ぎて、結局O.D.ベストをヘビロテする事に。
3)ハーフパンツ
ロングパンツは余り得意ではないのでハーフパンツを愛用した。膝下が動きやすい感じがしていた。これは個人的に普段もロングパンツを一切履きたくない事に由来しているだけでロングパンツが特に登山的なデメリットがあるからという事ではない。
ハーフパンツの下にはワコールのサポートタイツを履いていた。冬の朝が寒い時は普通のレッグウォーマーを履いていた。靴下屋で買ったものであったが、低山歩きでは充分暖かく快適であった。
電車移動中
1)2)3)に追加して、薄手のフリースを上から着ていた。ベストに付いているフードをフリースの上に出して着るのがお気に入り。
歩き始めるとすぐに暑くなる為、フリースはすぐ脱ぐ派である。
追加
電車移動中に着ていたフリースだけでは寒い時が多くなってきた。山が寒いというよりも、朝自宅を出るのが4時台とかそういう早朝が寒かったので、何かジャケットをと思って買ったもの。
その頃マーモットのウェアが気になり始めて、普通のジャケットを購入。ゴアテックスとかでも無いが、冬の低山歩き時は脱いでしまうのでこれで充分だった。このジャケットにはインナーダウンが別売りであったが、その時点でジャケット+薄手フリースで暑くてたまらないため、インナーダウンはあえて買っていなかった。よく考えれば、レインジャケットでも代用出来るのであるが、何か一つマーモットの製品を取り入れたかったという気持ちの問題。
私自身は自称 「寒がり&冷え性」と言っていたが、山歩きを始めて暑がりだった自分を知る。
その後に思えば、体力100%使ってゼーゼーと全力で登るから暑いというだけで、体力に余裕があって登れるようになるとそれほど暑くはなり過ぎないのかなぁという気がした。
登山初心者時代の低山冬のウェアでした。
その後、もう少しシビアな環境の山行になっていくと、生命を維持する為のレイヤリングとかを考える必要が出てくる事はもう少し後で。
この時点での課題は
レインジャケットはあるがレインパンツがまだ無い事!である。