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山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【道具考–ザック】OSPREY KYTE 36

2015/01に購入したOSPREY KYTE 36(オスプレー  カイト)を使用した感想をお知らせしようと思う。オスプレー の中型ザックのレディースモデルである。

なお、このモデルは2016年にリニューアルされている。私はこのモデルで「ここがちょっと」と思っていた所が全て改善されている点が嬉しい。

 

1.使用条件

1)使用者 身長163cm 体重55kg(増減あり。その後少なくなりつつあり)

2)使用期間 2015/01-2018年も継続して使用中

3)使用天気 晴れ 曇り 雨 雪(四季全部)

4)使用エリア 東京近郊低山、奥多摩八ヶ岳北アルプス(日帰り〜3泊)

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2.ザック所感

1)形状

固定式トップポケット(雨蓋がザック本体に固定されている)のあるトップローダータイプである。小物やすぐ出したいものはトップポケットにしまいたいのでトップローダーが好みである。固定式のいい所は、ザックの開け閉めをしても雨蓋がずれたり、落ちたりしない所がストレス無くてありがたい。

荷物が多くなると本体がぱんぱんになり固定雨蓋が盛り上がって後頭部にあたってしまう事もあるかと思うが、今の所、そこまで荷物が多くなる経験もまだなく、逆に荷物は少ない方の為、固定雨蓋が本体から浮き上がって後頭部に当たる事はない。

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また、雨蓋の中のこのフックが便利。自宅の鍵など帰るまで使わないものや絶対落としたく無いものを付けられる。

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参考までに、可動式雨蓋はザック本体の開け閉め後に雨蓋を被せる時、だらんと下がった雨蓋を持ち上げ両端が水平になるようにセッティングしてから閉じるという手順が多くて慣れが必要である。その反面、荷物が多い場合は雨蓋を上の方にずらせたり便利である。また、雨蓋が後頭部に当たる場合にも可動式ならば雨蓋そのものを後方にずらせられるメリットもある。

そこら辺は好みもあるであろう。

 

2)36リットル表記であるが、XS/Sサイズの場合34リットルである。

やはり山を始めてすぐに買うべきザックの容量は30〜40リットルサイズである!と改めて感じた次第である。勿論、最初から用途に合わせて色々なザックを揃えるというのもアリだとは思うが、まずは1つのザックで必ず持っていくもの、それらをどのようにパッキングして直ぐ取り出せるようになるかを体得する事は大事なのではないかと私は思う。

少ない荷物でも、サイドにコンプレッションベルトがあるので荷物が動いて不安定になる事もない。日帰りから山小屋泊3泊は可であった。

 

3)2気室

ザックの中に仕切りがあり上と下に分かれる。この仕切りはベルト留めの為1気室にもなるが、私は2気室が好みである。

下にはレインウェア上下、ゲイター、レイングローブなど雨関係のものを入れている。雨蓋をあげて、ヒモを緩めて、ガサゴソとレインウェアを出すよりも、下段からさっと出せてしまえる所を便利と思っている。

トップローダータイプのザックは雨蓋&巾着の紐ゆるめなど本体の中身の出し入れに若干手間がかかるものだ。そんな手間を省けるように横にファスナーがあったらいいのになぁと思っていた。46リットルサイズにはサイドファスナー有りであった。そして2016年リニューアルでは36リットルタイプにもサイドファスナーが付いている!羨ましい。。。。

 

4)ストウオンザゴー

オスプレー 独自の機能である。臨時にトレッキングポールを仕舞う時に使う。どういう場面かというと山の中で突如岩場が出てくる。岩場通過時にはトレッキングポールは仕舞うものである。その時ザックを下ろしてゴチョゴチョとトレッキングポールをザックに括りつけるのは面倒である。特に岩場が短距離だったりすると。そんな時、縮めたトレッキングポールをサッと脇差しに出来るのが何気に便利!(勿論ショルダーベルトに差し込んで首の後ろ側にぐいっと持っていく方法もありますが)

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5)ザックカバー

標準装備なのは嬉しい。

 

6)サイドのメッシュポケット

これは嬉しいのだが、浅過ぎてボトルとかが入れられない。

正しくは、入れられるのだが、屈むとボトルが落ちてしまい、谷底に行きそうになり焦った時もある。もっとサイドポケットを深くして欲しいと痛切に思った。これも2016年リニューアルでは深いポケットになっている!

 

7)サイドストラップの留め具

脇を締めるサイドストラップは両側を外して、フロント側でも止められる!こんなふうに留め具が上手く使えるようになっているザックは他社もそうなのであろうか?

特にスノーシューを付ける時に便利すぎて仰天です!ボードとかも背負えそう。

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勿論、背負い心地も気に入って、安定感があるのが最大のメリットで購入しました。オスプレー のザック、目立ってスゴい訳ではないのだが、使えば使うほどじわじわと使い易く、癖になる。

信頼出来るザックに出会えてラッキーでした。

 

重さは1.3kg台だったと思います。ファスナーやベルトがたくさんあってもこの重さで抑えられています。

買い換えたりザックが増えたりしても、オスプレー は必ず1つは持っていたいザックです。特に出番の多い35リットル前後のものは必ず1つはオスプレー を持っていたいと思います。

2016年リニューアルしたオスプレー  カイトは重さが1.4kgになっていました。

オスプレー  カイトのユニセックス版のケストレルは1.37kg。次買う時はオスプレー ケストレルにしようかな。。。と思案中な日々です。