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山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【北アルプス】2015/09 北アルプス初級者が頑張って行く立山三山!(1)

(1)-1 はじめに

 

北アルプスという地に引き込まれるように好きになっていく。

好きになるのに理由はないのかもしれない。

気付いたら落ちていて好きで好きでたまらない。逢いたくて逢いたくてたまらない。北アルプスはもちろん上級の山である。体力も技術も貧しい私などが、そうそう登れる所ではない。それでも自分の行けそうな所を探して行ってみたいという気持ちが溢れてくる。

 

2015年9月もう北アルプスは雪が降るのであろうか?雪が降ったら来年夏まで北アルプスには行けないだろう。待つ時間が長すぎる。だから余計に行きたくなる。

 

いろいろ調べると北アルプスの中では初級とされる立山が目についた。岩の道は苦手であるにも関わらず、見つけた写真の荒涼感というか、どこかの惑星的な風景というか、実物を見たいのである。

泊まる山小屋を検討すると、2015年のシルバーウィーク連休で大混雑らしく予約受付を終了していたが、休日ー平日の時に空きがあった。予約。平日1日有給を取ることにした。

そういう空いている日に合うような登山バスは無く、普通の夜行バスで富山駅に行き、立山黒部アルペンルートに乗り換える計画にした。

だが富山駅行きのバスは満席だらけで、検索を駆使してやっと探し当てたのが新宿のバスロータリーから出発する富山駅行きである。

 

(1)-2 出発

新宿駅から出発。バス2台だ。

登山向けではないから普通の人しかいない。途中で気分悪くなった乗客がいたが、滞りなく富山駅に着いた。先月に続き2度目の富山駅となると、親しみが湧いてきた。

地鉄富山駅から立山駅行きの電車が出ようとしていた。何人かの登山客が乗りに行っていた。

私は、立山黒部アルペンルートの往復チケットを買いたくて窓口が開くのを待つことにして、一本電車を見送った。

窓口がやがて開く。外人旅行客もチケットに並ぶ。驚いたのはチケット売り場員さんの英語の流暢さ。やはり現場で必要だから英語が話せるってすごいと思う。いつか必要になるために英会話教室に行ったりTOEICの点数を言うだけの人とはわけが違うと実感する。習うより慣れろってこう言う事なのかな。

 

やがて地鉄富山駅を電車は出発する。のんびりローカル電車だ。先月休憩した有峰口駅も停車した。懐かしい感じに襲われる。

小1時間で立山駅着。立山駅はまだまだ山じゃないようだ。乗客の流れに乗って、ケーブルカーに乗る。ケーブルカーからも高山という感じはまだまだであるが、確実に山深い方向に進んでいる。

美女平駅に到着。バスに乗り換える。立山黒部アルペンルートは乗り越えが多いが、一つ一つに乗りかえるたびに山深い地に行ける事がワクワクした。

 

バスは立山杉の森を抜け、弥陀ヶ原を通り、大日岳・奥大日岳を眺めながら、やがて室堂に到着である。

このバス路線の景色は圧巻である。初めて見る景色に私は驚きっぱなしであった。

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9月。室堂は黄金に輝いているように見えた。

いよいよ登山スタートである。

 

続く