【南東北】2015/11 安達太良山の空を見に行く(2)
2)-1 新幹線+在来線+路線バスで安達太良山登山口に行く
前日に、みどりの窓口にて乗車券と新幹線特急券を購入。都内を6時台に出る東北新幹線に乗車。郡山駅は思いのほか近い。郡山駅から在来線に乗り継ぎ、無事二本松駅で下車。
バス停を探す。わかりやすいロータリーのところにあった。路線バスと言えども、季節運行のため運転日は要チェックである。概ね11月1週目で終わりだ。
バスに乗る時間に若干余裕がある。行列が出来るものの、余裕で座っていける感じだ。奥岳登山口バス停まで一直線に進む。SuicaやPASMOは使えず、現金支払い。
2)-2 ゴンドラに乗って登山スタート
バスを降りると目の前にゴンドラ乗り場がある。ここは楽してゴンドラに乗る選択。
あだたらエクスプレス。
ゴンドラからの眺めはなかなか素敵である。
カラマツが黄色くなっているサマが綺麗だった。
ゴンドラを降りると登山ポストあり。記入し、下の半券を切り取って提出する。半券は下山届になるので無くさないように。
2)-3 稜線に続く道
紅葉が終わった11月は人が少ないのが良い。やはり静かな山歩きは気持ちがいい。
山の上の方がうっすら白く見える。雪では無さそうだ。霜だろうか。
薬師岳というところを飛ばしてしまったが、そここそが「ほんとの空」の場所だと後で知り、残念に思う。が、私の場合はまた来る口実になるのでそれも良いかと先に進む。
やがて遠くに碑が見え始める。
「安達太良山」と書いてある!草などが無い荒凉とした風景だ。惹かれる。どこかの惑星に来ちゃった感がじわじわ来る。
頂上の岩場は鎖があり、今の私には無理だと悟って稜線方面に向かう事にした。
2)-4 安達太良山の稜線歩き
安達太良山は意外とスケール大きく見えるが、思ったより時間がかからない。
稜線牛の背を歩く。噂通り風が強い。稜線の霜もとても綺麗で、とても嬉しくなっって「うっほほーい!」と叫びたい心境になる。
やがて 爆裂火口へ。
この風景も圧倒される。「うひゃー」と声が出てしまう。非現実感を思いっきり感じられる。来て良かった。見れて良かった。
ウキウキワクワクが止まらない。
爆裂火口を過ぎ、くろがね小屋方面へ降りる分岐まで来た。すごいものがある!エビの尻尾。
初めて見た。想像より規模が大きい!!
11月に来てよかった!
エビの尻尾はちなみに風上に向かって成長する。山の上はたいてい西風だ。だからエビの尻尾の先は西かなぁ。
2)-5 くろがね小屋へ
稜線からくろがね小屋方面に降りていく。峰の辻という標識の所まで来ると、あちこちの岩に「くろがね小屋→」という記載あり。
どんどん降りていく。
やがて屋根が見え始める。本日も無事到着!
小屋で受付をすると「もう入れますよ」と。
硫黄の香り漂う白濁温泉へ。
冷え切った身体がジンジンと温まる。今日疲れた足と足の裏には特にジンジンくる。思わず「極楽極楽」と独り言。
夕食は名物のカレー。美味しい!大人のスパイシー甘口カレー。おかわりは「半分お願いします」と言ったが普通にいっぱいだ。来年は1/3と言おう!
もの静かなソロ女性から途中で買ったというお漬物をいただく。山形から来たとの事。彼女の質問が面白かった。
「電車とかで来ると、帰りのお風呂はどうしてるんですか?私は車の中にいつもお風呂セット置いてるんで。」と。
私の答えはこう「お風呂入らずに汗だくのまま電車乗って帰ります」
が、彼女にとっては衝撃の回答だったようで「えーーーーーーー」と驚かれてしまった。
今どきの山ウェアは防臭とか消臭とか当たり前の機能だと思うのだが。もしかしたら、今までも匂ってる?やや心配になる。
お話がうまいおじさまの「登山を再開したきっかけ」を思いっきり聞き、楽しい思いをして、再度温泉に浸かって、就寝。よく眠れました。
2)-6 下山
くろがね小屋で朝ごはんを食べ、出発。
本日は下山のみ。だが、帰りのバス時間の何時間も前にバス停についてしまう。バス停そばの登山ポストに下山届を出す。出発まで時間潰すの大変そう、と思っていると、24時間前に自分が乗ってきた朝一の到着バスが到着した。回送バスの運転手さんに「乗れますか?」と、すかさず聞いてみた。我ながらすごい勇気。
「岳温泉までだよ」と300円の普通の運賃で岳温泉バス停まで。ありがたい。岳温泉バス停まで来れば二本松駅行きのバス本数は比較的多い。
在来線、新幹線を乗り継ぎ、昼過ぎに自宅着。
今回も感動の山旅終了。
よかった!しみじみ良かった。
来年もまた来るよ(*´∀`*)