一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者登山】2015/02 金時山 初めてのグループ登山

ちょっと前に同期入社の会が催された。

30人くらい集まっただろうか?近況報告という事で「山を歩くようになったら、コルステロールが正常値に戻って健康です!」とか言った記憶がある。その時、「実は俺もー」という同期男性が2名いた。確かに、2人とも“新入社員の時より細い!!”になっており、山の話で盛り上がった。そういえば酒席で山の話なんて初めてだな。なんだかとっても楽しいな。新人研修の時のクラスも違っていたし、仕事では30年見かけた事もない2人。こんなに喋る日が来るとは思ってもみなかった。ああ、山ってすごい。

そういう訳で、「山へ行こう!」と約束したのが、早速実現したのだ。

 

細やかなプランと間違いのない装備な細やか氏と実直で真面目な真面目氏である。今回のプランは細やか氏立案。

金時山登山口まで、新宿発の高速バスで行く。

高速バス、初めて乗った。実はバスそのものが苦手だったのだ。酔うとか、時間通りかとか、バスってどう乗るの?とか、バスの切符ってどうするの?とか、予約ってどうするのとか、全てが謎めきワールドであり、とても触れ合えないと思い込んでいた。

だが、バスは意外と快適で、ほぼ時間通りで、運転手さんの配慮なども感じられて素晴らしい体験になったのだ。高速バスが一気に身近になり苦手意識が薄らいだという点で細やか氏には感謝する。改めてバスって便利だなぁ。

 

バスは金時神社入り口に到着。

身仕度を整えて出発。

そうだ、本日は新たな装備としてハイドレーションシステムを導入している!

これは悩みのゼーゼーハーハーの弱い心肺機能に伴い喉が異常に乾くため、その為に立ち止まって水を飲むなんて同行者に申し訳ないという気持ちで導入したものだ。

だが、トラブルはそれ以前にあった。そもそも動作確認というものをしていなかったのである。チューブから吸ってみた。出ない。出ない!出ない〜!チューブの口の部分にオンオフがあるなんて気付くのに随分時間がかかってしまった。その間、水が飲めなくなる恐怖に震えていたのだ。やっとオンにして水を飲んだ時には、今日の体力全部使ったくらい疲れてしまった。

あたふたする私に同期の細やか氏も真面目氏も優しかった。ああ、山ってすごい。

 

登山はこれからである。やはり私の体力不足と弱い心肺機能で何時もの倍くらいゼーゼーハーハーで何十回も立ち止まる事になってしまった。すまない気持ちでいっぱいである。

ヨロヨロとゆっくり登っていくと木々の間に建物が見えてきた。

金時山お茶屋だった。

快晴。無風。温かい陽射し。

そして富士山の半端ない圧迫感に「わわー!」と思わず声が出た。

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食べてみたかったナメコ汁も堪能出来た。

シャキシャキのねぎが効いていて美味しい。

3人で言葉少なく山頂にてそれぞれ写真を撮ったりしていた。みんなで写真を撮ろうとか誰も言い出さないのであった。

そのうちタイムキーパー役だった真面目氏よりバス時刻と当初予定より進みが遅いので急いで行くという事を告げられる。そうだよねー私は遅いって言っているのに標準タイムで時間設定されいたらしい。

申し訳なさでいっぱいになる。やはり私はグループで行くのって難しいのかなと思ったりした。

金時山から長尾山を超えて乙女峠へ向かう。

想定していたバス時間にはやや余裕で間に合った。やはり練習の成果か?下りは快調に下れたのは嬉しかった。

すぐにバスを途中下車し、御殿場市温泉会館で日帰り温泉に入る。下山で温泉というのもこれまた初体験。なかなか混んでいる。

なるほどなるほど。温泉って面倒くさいとも思っていたが、そうでもないなというのを理解した。名物という御殿場みくりやそばをいただく。

やがて新宿行きの高速バスに乗るためバス停に向かう。温泉会館からバス停まで、地味に登り坂で苦しかった。

バスに乗り、登山の疲れから気持ち良くウトウトして新宿に向かう。山と温泉とお蕎麦かぁ。正しい日帰り登山の過ごし方っぽい感じがくすぐったい。

新宿到着後、小田急ハルクの地下で軽くビール。

次はいつ頃どこに行こうという話になった。

今回は細やか氏の金時山であったが、今度は真面目氏のエリア秩父方面のオススメコースに行こうという事になった。

 

山と温泉と蕎麦とビール。

今日1日で随分新しい体験したなぁ。

初めてのグループ登山(肉親以外での)ってこういう感じなのかなぁ。

いろんな事が一気に起きた。

 

今回の反省はハイドレーションシステムの導入不備である。やはり本番稼働する前には動作確認をきちんとチェックして、不明点無きようにするべきであった。

今後、新たな装備が追加された際はこんな事が起こらないようにしなくては!と心に誓う。