一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者登山】2014/10 奥多摩 御岳山 鉄五郎尾根から行く

高尾やら奥多摩方面に行く頻度が増している。

だからと言って、登山技術が飛躍的に向上している訳でもなく、体力がたっぷりついた訳でもなく、歩けば歩くほど自分の弱い所が発覚し課題がどんどん増えていく。いつになったら苦しい山歩きから楽しい山歩きになるのか?全く先の見えない不安がよぎるのだが。。。

 

御岳山はかつて行ったが、ロックガーデンと言う見どころがあるのに気付く。

「苔むした岩」と言う所がそそられた。

折しももう秋。苔は枯れるのかな?そんな事も分からない自分である。

 

御岳山へ行こう!

前回は武蔵五日市駅から行ったので、今回は反対方面からアプローチする事を地図と睨めっこしながら決定!

 

コース

JR古里駅ー鉄五郎尾根ー金比羅神社ーイワウチワ生育地ー広沢山ー大塚山ー御岳山ーロックガーデン

 

帰りはどう下りるか?大塚山から熊さんに出会った登山道経由か、思案中。

登りにどれくらい時間がかかるかによる。最悪ケーブルカーで下山も視野も入れて出発。

 

やはりこの地図は便利だ。

 

1)古里駅〜登山口

ホリデー快速奥多摩1号から御嶽駅に各駅停車に乗り換え、JR古里駅で下車。

古里駅から鳩ノ巣駅方面へ川沿いの道を進み、橋を渡り、地図通りに登山口に至る。

 

2)登山口〜金毘羅神社

登山道。誰もいない。

ここ最近「誰もいない道」にも慣れて来た。

今回の道は初めての場所だ。

メジャーでは無いコースのような気もする。

登山道には傍から背の高い笹がはみ出している。両手を上げて、「ひゃ〜」と言いながらガサガサ身体に当たる笹が大きな音を立てる中を進む。

標識もあまり無いような道であるが、特に分岐もない。道なりに進む。

地図確認しようと思った時、ポケットにしまった地図がない事に気付く。ポケットに完全に入らず、はみ出していたのがいけなかった。さっきの笹やぶのガサガサ音が大きすぎて地図が持っていかれるように落ちた事に気付けなかった。

「しまった!」と苦痛に顔が歪む。

地図無しに進めるか?戻って探すか?しばし考え、進む事にした。

一応コースと途中途中のチェックポイントの地名などを把握していた。が、本当にその通りに進めるかは、かなり不安があったのだ。

やがて朽ち果てた小さな建造物のところに出た。

どうやら金毘羅神社のようだ。

よし、今のところ間違い無し。

 

3)金毘羅神社〜広沢山

金毘羅神社から傾斜も急になる。

土がザラザラするような斜面にうっすらジグザグな登山道らしきものが見えるので、そのまま進む。歩きにくい。

こんな急坂を戻るハメになったら嫌だなぁと思いつつ進む。

小さな看板が出てくる。

「イワウチワ」

秋だったため、花もなくイワウチワがどれかは分からず。

いや、イワウチワどころじゃない斜面を上がって行くのに必死だったのが本音である。

深い森の中、人の気配いっさいなし、ただただ進む。

目の前の木に板が貼ってあった。

「広沢山」

良かった。道迷い無しでここまで到達。

 

4)広沢山〜大塚山

広沢山標識からはアップダウンの少ないゆるい道が続く。ホットする。

このまま行くと大塚山に出るはずだ。

大塚山は前回も来た事があるぞ。いそいそ進む。

電波塔の前に出た。

金網の左手方面に行く道が見えた。

少し左に進むとどうやら下っていく感じがする。こういう時に地図が無いと非常に困る。このまま下っていいものかどうか。

道は左に向かうが、私が行きたい方向はどう考えても右手方面である。

なんだか下るのが間違いのような気がして、道無き道の右手の急斜面のやぶに分け入ってみた。初心者ゆえの怖いもの知らずな行動である。こんな事は本当はしてはいけないだろう。

ガサガサと藪を進むと大塚山園地のベンチの場所に出た。人が2人、バーナーでお湯を沸かしていた。

人がいた。何時間も一人だったなぁと改めて感じた。

本当の道は左にやや下ると右に行く道があるのだ。藪に突き進む必要は無い。

 

5)ロックガーデン

大塚山園地からロックガーデンへ。

観光地らしくたくさんの人がいる。

先ほどの広沢山がなんと寂しげなところだったかを思う。

秋でも苔は緑色なんだなぁ。

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登山靴はいて走ると転ぶ人を結構見かける。

そして私も転んだ。

サポートタイツのひざに穴が空いた。どちらかと言うと、穴があったら入りたいほど人がいっぱいだった。

 

7)下山

偶然、娘と彼氏が二人で御岳山ー大岳山にトレッキング中だった。

すごい偶然に出会う。一緒に舗装路の道を下山する。

下の駐車場から自宅まで彼氏のマイカーで送り届けてもらった。

若い人達は楽しそうだ。

 

教訓

今回もかなり息がゼーゼーしたが、それよりも地図の無い不安の方が先立ち、必死だった。

これからは地図は絶対無くさないよう気をつけよう。