【初心者登山】2014/08 高水三山 初めての雨の日登山
新宿から出ているホリデー快速を利用した奥多摩方面の山歩きが楽しくなってきていた。
やはり目にとまるコースは、駅からスタートして駅に下山出来るコースである。すると、絶対に目にとまるコースなのが「高水三山」である。
JR軍畑駅からスタートし、JR御嶽駅にゴールするという、公共交通機関で登山する私としては、是非是非行ってみたいコースである。
アクセス
新宿発 ホリデー快速奥多摩1号乗車ーJR青梅駅に下車。各駅停車奥多摩行きに乗り換える。
JR軍畑駅下車。
改札外に綺麗なトイレあり。
スタート
ホリデー快速奥多摩1号を青梅駅で下車すると激しい雨であった。
雨が降っている。もしや、というか、確実に雨の日登山である。
レインウェアは、まだ上着のみしか持っていない。
時間通り軍畑駅で下車。
中央線の「降りる」ボタンを押して電車を降りる作業にも慣れてきた。
折りたたみ傘を持っていたので、登山口までの30分程度の徒歩は傘をさして歩く。
アスファルトの道を歩いて行く。時々分岐があり、登山口への看板的なものが必ず立っているので、見逃さないように歩く。やがて高源寺の横へ。ここには1つトイレあり。本日は寄らずに通過。まだアスファルトの道が続く。そして到着する行き止まり。熊出没の看板がある所。ここが登山口だ。
1)登山口〜高水山
傘をしまい、レインウェアの上着を着る。
砂防ダム的な横の階段を少し進むと登山道に出る。
最初は緩い道が続く。いよいよ斜面が急な所が見えてきた。
既にレインウェアが暑くてめげそうである。
すると、登山道脇でかなり大きいカモシカが草を食んでいる。大きい。カモシカってやっぱり牛だと思った。そして怖くて通れない。
レインウェアも暑い事だし休憩を兼ねて、カモシカが立ち去るのを待つ事にした。
やがて始まる急登。段差もあり、息が切れる。
いや息が切れるどころか、私の弱点の心肺機能の弱さ全開なヒーハーヒーハーが続く。私のダメな点はヒーハーが始まると、息苦しくて歩き続ける事は出来ず数歩ずつ立ち止まる事である。立ち止まって水を飲みたくてもヒーハーが激し過ぎて水を口に含めても飲み込むことが出来ない。それでも水を一口飲みこんだら、何十秒も息を止めた後と同じ苦しさが襲ってくる。レインウェアはMAXに暑い。雨もほぼ霧雨になったのでレインウェアを脱いだ。8月。暑いが空気はひんやりして心地よかった。
繰り返し書いているが、息切れをしていても別段身体が疲れているわけではないのだ。やはり呼吸の苦しさと肉体疲労は別物だ。なんとかならないかな、この呼吸。
1人の男性がスイスイと上がってきた。ヒーヒーなんて言っていない。体力があるって何だろう?筋肉をつければ息は上がらないのか?息が上がらない技術とかあるのだろうか?
休んでは歩き、休んでは歩きやっとの思いで急登を登りきる。ついた場所にはベンチがあったので、おやつを少し食べる。
緩くなった道がしばらく続く。
植林なのか、奥多摩の杉林のすっとした並びがやたら美しく感じた。こんな森をリアルで見たのが始めてのせいかもしれない。これ以降こんな森を見ると奥多摩っぽいと思うようになった。
やがて、また急坂が続く。
ぬかるみやら濡れた木の根やらに気をつけながら登り切ると常福院に出る。
ここの境内を通り抜けると高水山の山頂になる。
トイレに行きたい場合は、山頂に行く手前にトイレあり。
少し登って山頂である。ベンチとテーブルがあり。
2)高水山から岩茸石山
高水山山頂から縦走路に向かって下って行く。
初心者にとっては結構な高度感があり、恐る恐る降りる。落ちないようにロープのある場所はついロープを掴んでしまう。
岩の重なるような道は苦手なんだなぁと実感する。もともと高い所が苦手なので、そうなのかなぁと思った。降りてしまえば、また杉木立の中を歩く爽快な道。程なく岩茸石山への分岐に出る。行きたくない場合は巻き道もあるようだ。山頂への道は結構勾配があるが、怖い所はない。
山頂は少し広くなっていた。
雨なので誰もいない。
誰もいない山って気持ちいい。
3)岩茸石山〜惣岳山
岩茸石山の山頂から下の縦走路に降りる。
ここも初心者にとっては、なかなか高度感があり一歩一歩が安定しないと岩の上を降りるのは怖かった。
岩一個一個に一歩足を下ろす毎に登山靴の中で足が動く感じがして、それが余計に怖い。距離が短いのと誰もいないのをいい事にお尻をついて降りてしまった。こういう道くらい降りれるようにならないとダメだなぁと反省する。
縦走路はまた杉木立の中を縫うように歩いて行く。こういうのが気持ちいいなぁと思った。
やがて惣岳山への分岐に来る。少し急坂を登ると岩の前で道は無くなっていた。どこが道だかわからない。仕方なく元の縦走路に戻る。後から、その岩を登るということを知った。
4)沢井駅へ
本来なら御嶽駅に出るのが良いのだが、この日は沢井駅方面に下る決意をしていた。
登山道はちょっと迷う局面もあったが、地図を持っていたお陰で迷わず進めた。
若干不安もあり、膝もやや痛く、雨に濡れた登山道は結構長い距離に感じられた。
怖い場所はなかった。
途中休憩している団体さんがいた。
沢井駅で電車を待つ。
各駅が来るまで待つ。
やはり帰りはホリデー快速の停車駅に着くようにルートを考えた方がいいなぁと思った。
うつらうつらと眠りながら帰宅。
この日は誕生日であった。
これからも、誕生日には山に行きたいなと思う。