一歩一歩を大切に

山は人生を変えるのか?を知りたくて山に行く!

【初心者登山】2014/04 南高尾山稜 ープチ縦走

2014/03に時間切れで途中撤退した南高尾山稜コースに再度挑戦。

今度は高尾山経由ではなく、高尾山口駅から直接南高尾の稜線に上がる計画である。

そして、問題は帰りをどうするかである。この時は、やはり高尾山経由で高尾山口駅に行くしかないと考えていた。もし疲れたら、高尾山のケーブルカーで降りようと心に決めた。

日帰り登山ガイドブックでは、小さな上り下りが多く、低山でありながら総合して累積標高差は1000mになるらしい。

まだ標高差1000mを経験した事が無い私は、心がたじろいだ。

果たして行けるのか?高尾山まで行けないかも知れない。いや、でももしそうなった場合は前回娘と行った時に途中下山したあの道を下ろう。自信が無いからこそ色々なエスケープルートを検討した。

 

【登山口】

高尾山口駅を降りて南高尾山稜への登山口を目指す。ところが、全然わからない。駅から数分のはずである。

やはりこうした民家があるような場所の登山口探しのむずかすさを思い知った。

ここは、かなり思い切って地元風の人に聞いてみることにした。私はどうも人にものを聞くのが苦手である。

恐る恐る「南高尾に行きたいのですが、入り口をご存知でしょうか?」と年配女性に聞いた。

年配女性は言う。「草戸山の事かな。四辻に行きたいんだよね。」と言う。

「草戸山」「四辻」というキーワード。今までコースの地図とポイントポイントの地名を頭に入れていて良かった。もし、知らなかったら、質問に質問を重ねるという失礼な登山者というか面倒くさい登山者になるところだった。

「そうです!草戸山です!」と答えると、道をすぐ教えて貰えた。

メインの道路の、とあるお店の脇あたりから入る 。これがわかりにくい。そこさえ曲がれば、あとは親切な標識がずっと続いており、わかりやすかった。

 

【四辻へ】

民家の脇を曲がって四辻までは上りですぐである。四辻まで上がれば、いわゆる稜線である。

ここでも、案の定息はゼーゼーと上がる。息を整える為、何度も立ち止まりながら、おそらく30分もかからない道を上がって行った。

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【尾根道を歩く】

いつものように息は上がってしまったが、アップダウンの距離が短めである為、総じて気持ち良く歩けた事が嬉しかった。

上りは体力向上のため、一歩一歩負荷がかかるように歩き、下りは、どういうコース取りでどう下りていくかをイメージした。思ったところに足を置き、安定できているかを確認しながら進んで行く。

草戸山をはじめ、大洞山、金比羅山など初めて聞く名前の山が多かった。春の南高尾の緑は鮮やかで美しい。

そして、何より人がいないのが快適であった。

 

大垂水峠へ】

南高尾山稜の終盤は、大垂水峠への下りになる。今までになかった急な下りを下り切ると国道にかかる陸橋に出た。

大垂水峠。名前だけは聞いた事があったが、来るのは初めてである。

陸橋のすぐ下にバス停が見えた。

時刻を確認すると、あと30分で高尾山口駅方面のバスが来ることがわかった。

本日はもう疲れていたのと、時間的な問題からバスに乗って帰ることにした。バスは1日3本しかないため、最初からバスを利用するなら、時刻は必ず確認する必要がある。

バス待ちの間に寒くなった。

これが汗冷えか、と実感した。あまりに寒く感じるので、持ってきていたレインウェアジャケットを着た。

 

【バスを待つ間】

初めて来た場所では、周りの状況を私は観察する。

大垂水峠でこの陸橋を渡るとそのまま高尾山の方に通じる、とか、数メートル離れた所には小仏城山へ直接上る道の入り口がある、とか、バス停も反対方向行きはちょっと離れていてバスで来たら南高尾への道がわかりにくいけど陸橋が目印だな、とか。

そういうのは結構後で役に立つものだ。

 

まだまだ体力不足と息が上がる課題は解決出来ていないが、この日も山は楽しかったという思い出が出来て無事帰宅。

下りの山道も比較的リズミカルに下りれた事にも少し満足出来た。

もっと頑張りたい。

 

注意点:

南高尾山稜コース上にはトイレや水場はありません